この恋を終わらせたい。

(どうしよう..起こすべき？とりあえず、入学式終わるまでこのままにするべき？どうすればいいの？こんなこと初めてすぎて対処法が分からないよぉぉぉぉ)

と私の心臓は今にもはち切れそうにいた。
何故かと申しますと、私の右肩で気持ち良さそうに見ず知らずの男性が寝ておりまして、現在大学の入学式真っ只中で起こすべきか悩んでいた時そっとその男性の隣のもう一人の男性が申し訳なさそうな表情で男性を私から話してくれた。



そして入学式が終わり、みんなが立ち上がって退場していく。


『おい、終わったぞ！いつまで寝てるんだ！』

『ふわぁ〜～よく寝たぁ〜』

『よく寝たじゃないよ！隣の彼女に謝っておけ！』

『へぇ！？』

いきなり私の方に2人の視線が向けられて思わず動揺してしまった私は変な反応をしてしまった。

『俺なにかした？』

『ななななっ何も!!!』

『なにもしてないってよ』

『お前が彼女の肩に寄りかかってたんだよ！』

『それはすみませんでした。気をつけます。』

どうしよう、少し可愛いと思ってしまいクスッと笑ってしまった私になんで笑われたんだと不思議そうな顔で謝った男性は隣の男性を見つめ隣の男性はその表情に呆れた表情を見せていた。

これが私、三神周と遠野奏、真鍋蒼との出会いであった。