×LOVE *愛の印*
━…ガラガラガラッ。
「あっ、由南おはぁ~」
「……」
ごめんね、愛美。今日はテンションあげられそうにないよ。
無言のまま私は席に着く。
席に着くと愛美が駆け寄ってきた。
「由南?ちょっ…!目が腫れてる!!!!どうした!?先輩に何か言われた!?」
私は首を横に振る。
「じゃ…犯されたとか…?」
犯された…って。
私は、さっきより強く首を横に振る。
「…失…恋?」
「愛美~~…ウゥ…ッ…」
私は思いっきり愛美に抱きついた。
愛美は私の涙が止まるまで側にいてくれた。
━…30分後。
「ッ…ヒッ…ク。ッ…」
「…落ち着いた?」
「…うん。ありがちょおぉ~…」