【シナリオ版】釣った夫は腐ってました!~鈴ノ木夫妻の新婚事情~
華(あぁ、光一さんは私のために行動してくれた。私も光一さんのことを
一番に考えなきゃ)
華「あ、あのね。光一さん!光一さんに好きな人と子どもがいるなら、私、身を
引く覚悟はできてるから。正直に打ち明けてくれていいからね」
光一「やっぱり、そこか……」
光一は眉根をよせて、頭を抱えた。
光一「それに関しては先に説明しとかなかった俺が全面的に悪い。今から、きちんと話すから。証人も呼んでるし。ーーあ、来たな」
インターホンが鳴って、光一は玄関のほうに目を向ける。
光一「起き上がれる?紹介したい人がいるんだ」
華「??」
〇ダイニング
ダイニングテーブルを挟んで、光一と華の向かいに座るのは華やかな巻き髪の
美女と来月で一歳になるという元気な男の子だった。
美女は優雅な仕草で、光一がいれたコーヒーを飲んでいる。
正妻に呼び出された愛人といった申し訳なさは微塵も感じられない。
華(いや、子どもまでいるんだから、この人が正妻か?)
美女「うふふ。光一の愛人だと思ってるんでしょ?」
美女の美女がゆえの威圧感に、華はひるんでしまう。
華「い、いえ。愛人は私のほうで……」
美女「そうよね~。後から出てきたのはそっちだもんねぇ」
華「ご、ごめんなさ……」
光一「落ち着け、華。梨花、悪ノリやめろ」
梨花と呼ばれた、その人はぷぷっと盛大にふきだした。
笑い上戸なのか、目じりに涙を浮かべて大笑いしている。
梨花「いや~、かわいい義妹ができて嬉しいわ」
一番に考えなきゃ)
華「あ、あのね。光一さん!光一さんに好きな人と子どもがいるなら、私、身を
引く覚悟はできてるから。正直に打ち明けてくれていいからね」
光一「やっぱり、そこか……」
光一は眉根をよせて、頭を抱えた。
光一「それに関しては先に説明しとかなかった俺が全面的に悪い。今から、きちんと話すから。証人も呼んでるし。ーーあ、来たな」
インターホンが鳴って、光一は玄関のほうに目を向ける。
光一「起き上がれる?紹介したい人がいるんだ」
華「??」
〇ダイニング
ダイニングテーブルを挟んで、光一と華の向かいに座るのは華やかな巻き髪の
美女と来月で一歳になるという元気な男の子だった。
美女は優雅な仕草で、光一がいれたコーヒーを飲んでいる。
正妻に呼び出された愛人といった申し訳なさは微塵も感じられない。
華(いや、子どもまでいるんだから、この人が正妻か?)
美女「うふふ。光一の愛人だと思ってるんでしょ?」
美女の美女がゆえの威圧感に、華はひるんでしまう。
華「い、いえ。愛人は私のほうで……」
美女「そうよね~。後から出てきたのはそっちだもんねぇ」
華「ご、ごめんなさ……」
光一「落ち着け、華。梨花、悪ノリやめろ」
梨花と呼ばれた、その人はぷぷっと盛大にふきだした。
笑い上戸なのか、目じりに涙を浮かべて大笑いしている。
梨花「いや~、かわいい義妹ができて嬉しいわ」