【シナリオ版】釣った夫は腐ってました!~鈴ノ木夫妻の新婚事情~
美香「ってことで、番付表に追加するならば、彼は……そうね、西の関脇ってとこかしら」
美香はエクセルで作成している『花園商事独身男性番付表ー2019年度版ー』を指差しながら、言った。
同僚女1「えぇ〜厳しくない?大関くらいいくでしょ」
同僚女2「いやいや、我が社の誇る大関ツートップにはまだまだ及ばないよ」
同僚女1「でもさ、商社って転勤ばっかりだし、聞いたことないような国にも飛ばされるしさ。私、建設会社の彼のほうがいいかも!」
ランチを食べながら、こういうくだらない話でストレス発散するのが美香たちの日課だった。
同僚女1「でもさ、なんで大相撲番付表なのかな?普通にランキングでよくない?」
美香「それはね、いま総務部で部長なみの権力握ってるお局の並木さんが大相撲ファンだからよ!並木さんが受付嬢時代から、脈々とこの番付表は受け継がれてるわけよ」
同僚女1、2「おぉ〜」
美香「大横綱、営業部鈴ノ木を倒す強者が今後あらわれるかどうかが見どころよね」
番付表にただひとりの横綱として名を刻むのが、営業部の鈴ノ木光一だ。まだ独身で残っているのが奇跡にちかいような逸材だった。
同僚女1「それはないでしょ。鈴ノ木さんが独身である限り、彼の一強は変わらないわー」
同僚女2「あ、でもさ、営業部の人から鈴ノ木さんに縁談の話きてるって聞いたよ!なんでも取引先の社長令嬢らしくて、鈴ノ木さんにとっても美味しい話だから、ほぼ決まりじゃないかって」
美香はエクセルで作成している『花園商事独身男性番付表ー2019年度版ー』を指差しながら、言った。
同僚女1「えぇ〜厳しくない?大関くらいいくでしょ」
同僚女2「いやいや、我が社の誇る大関ツートップにはまだまだ及ばないよ」
同僚女1「でもさ、商社って転勤ばっかりだし、聞いたことないような国にも飛ばされるしさ。私、建設会社の彼のほうがいいかも!」
ランチを食べながら、こういうくだらない話でストレス発散するのが美香たちの日課だった。
同僚女1「でもさ、なんで大相撲番付表なのかな?普通にランキングでよくない?」
美香「それはね、いま総務部で部長なみの権力握ってるお局の並木さんが大相撲ファンだからよ!並木さんが受付嬢時代から、脈々とこの番付表は受け継がれてるわけよ」
同僚女1、2「おぉ〜」
美香「大横綱、営業部鈴ノ木を倒す強者が今後あらわれるかどうかが見どころよね」
番付表にただひとりの横綱として名を刻むのが、営業部の鈴ノ木光一だ。まだ独身で残っているのが奇跡にちかいような逸材だった。
同僚女1「それはないでしょ。鈴ノ木さんが独身である限り、彼の一強は変わらないわー」
同僚女2「あ、でもさ、営業部の人から鈴ノ木さんに縁談の話きてるって聞いたよ!なんでも取引先の社長令嬢らしくて、鈴ノ木さんにとっても美味しい話だから、ほぼ決まりじゃないかって」