【シナリオ版】釣った夫は腐ってました!~鈴ノ木夫妻の新婚事情~
松島「で、嫌がらせの犯人についてはなにかわかったのか?」
光一は無言で首をふった。
光一「最寄りの交番には一応相談に行ったけど……不倫を疑われて、あげく自業自得だなんだと説教された。おっさんの警官に」
松島「してんのか、不倫」
光一「まさか。不倫するほど、女好きじゃない」
光一の場合、むしろ女嫌いといってもいいくらいだ。過去を思い返してみても、女に悩まされることはあっても、いい思いをした記憶は全くない。もてることと恋愛運の良さはイコールではないのだろう。
光一(最近は……あいつといる時だけは……なんか楽しいと思えるようになってきてたのにな)
光一の脳裏に華の笑顔が浮かんだ。
松島「けどさぁ。俺にはなにも言わなかったけど、多分、白川さんもその警官と同じようなこと考えてるみたいだったな」
光一「あぁ。あいつ、なんかおかしな誤解してて」
それを説明しようと連絡しているのに、全く応答がないのだ。今朝、当面は友達の家に世話になるというメールがきたっきりだった。
光一(早めに仕事切り上げて、あいつの仕事終わりを待つか)
松島「本当にお前の女関係って線はないのか?愛人も元カノも、一方的なストーカーも?」
光一「愛人はない。元カノは玉の輿に乗ったそうだから、俺のことなんてとっくに忘れてるだろ。一方的なのは……常に不特定多数だから、わからん」
松島「わからんじゃ済まないだろうが!白川さんになんかあったらどうすんだよ」
光一は無言で首をふった。
光一「最寄りの交番には一応相談に行ったけど……不倫を疑われて、あげく自業自得だなんだと説教された。おっさんの警官に」
松島「してんのか、不倫」
光一「まさか。不倫するほど、女好きじゃない」
光一の場合、むしろ女嫌いといってもいいくらいだ。過去を思い返してみても、女に悩まされることはあっても、いい思いをした記憶は全くない。もてることと恋愛運の良さはイコールではないのだろう。
光一(最近は……あいつといる時だけは……なんか楽しいと思えるようになってきてたのにな)
光一の脳裏に華の笑顔が浮かんだ。
松島「けどさぁ。俺にはなにも言わなかったけど、多分、白川さんもその警官と同じようなこと考えてるみたいだったな」
光一「あぁ。あいつ、なんかおかしな誤解してて」
それを説明しようと連絡しているのに、全く応答がないのだ。今朝、当面は友達の家に世話になるというメールがきたっきりだった。
光一(早めに仕事切り上げて、あいつの仕事終わりを待つか)
松島「本当にお前の女関係って線はないのか?愛人も元カノも、一方的なストーカーも?」
光一「愛人はない。元カノは玉の輿に乗ったそうだから、俺のことなんてとっくに忘れてるだろ。一方的なのは……常に不特定多数だから、わからん」
松島「わからんじゃ済まないだろうが!白川さんになんかあったらどうすんだよ」