彼女を10日でオトします
目が覚めたのは、それから3時間後。つまり、17時すぎ。
すっかり暗くなった外の景色を、ぼんやり眺める。
遠くの方で頭だけ出した新宿のビル群は、すでにネオンを煌煌とさせていた。
俺はどんなに眠たくても、2度寝ができない。何でなんだろうね。悲しい習性。
そんな俺は、ベッドからはい出て、身支度を整えることにした。
まだ、部屋を出るには早い時間だけれど、しょうがないよね。他にやることがないんだもん。
顔を洗って、一応歯も磨く。
それから、洗濯して清潔な、でもガラステーブルの上に山積みになっている洋服たち。その中から適当に見繕って着替えを済ませた。
支度は、あっという間に終わってしまった。その後は、やっぱりやることがないから、部屋を出ることに。
かなり早い時間だけれど。