先輩、俺を見てください
そのため、亜美は男子はあまり字を書くのが得意ではないのかと思っていたのだ。
「そりゃあ書記ですし、字はきれいじゃないとダメじゃないですか。それに俺、ずっと書道習ってるんですよ」
「へえ〜。いつから習ってるの?」
そうやって話しているうちに、生徒会メンバーの中で一番仲がよくなったのだ。亜美は優馬といると安心する。後輩なのに、守ってくれるような雰囲気があって亜美はそれが好きなのだ。
「体育祭の準備はどう?順調?」
亜美が仕事をしながら訊ねると、「はい、順調ですよ。予定より早く終わりそうです」と優馬の返事はすぐに返ってきた。
部屋に響くのは、亜美が走らせるシャーペンの音だけとなった。亜美も優馬も話すことなく、窓の外からの喧騒が時間が動いていることを二人に伝えている。
亜美は、優馬は報告に来ただけだと思い込んでいた。そのため報告を済ませた後もずっと生徒会室にいることに疑問を感じる。
「ねえ、準備に戻らなくていいの?」
「そりゃあ書記ですし、字はきれいじゃないとダメじゃないですか。それに俺、ずっと書道習ってるんですよ」
「へえ〜。いつから習ってるの?」
そうやって話しているうちに、生徒会メンバーの中で一番仲がよくなったのだ。亜美は優馬といると安心する。後輩なのに、守ってくれるような雰囲気があって亜美はそれが好きなのだ。
「体育祭の準備はどう?順調?」
亜美が仕事をしながら訊ねると、「はい、順調ですよ。予定より早く終わりそうです」と優馬の返事はすぐに返ってきた。
部屋に響くのは、亜美が走らせるシャーペンの音だけとなった。亜美も優馬も話すことなく、窓の外からの喧騒が時間が動いていることを二人に伝えている。
亜美は、優馬は報告に来ただけだと思い込んでいた。そのため報告を済ませた後もずっと生徒会室にいることに疑問を感じる。
「ねえ、準備に戻らなくていいの?」