仮眠室で囁いて
「バスルームはあっち。
先にシャワー使え」


先生はタオルと私には大きすぎる先生のTシャツとハーフ丈のスウェットパンツを手渡してきた。

「シャワーって……いっいいです!
着替えが…その、、、下着の着替えないから」

うつむいてもごもご答えると

「風呂入ってる間に洗濯して乾燥機回せば起きたら乾いてんだろ。
…それにいらないだろ。
どうせすぐ脱ぐんだし」

「なっ!!」

目を見開いて顔をあげると意地悪に笑う先生が私を見下ろして

「さっさといけ!
俺は眠いんだ!
汗臭い抱き枕は嫌だからな」

と私をバスルームに追い立てた。

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