仮眠室で囁いて
途中の廊下で坂口先生を見つけ慌てて駆け寄った。

「坂口先生!」

「あぁ高橋さん、ちょうどよかった。もう上がりだよね?
一緒にお店まで行こうよ。
駅前のお花屋さんわかる?そこの前にいるから早く着替えておいで。じゃあまた後でね」

ニッコリ王子様スマイルをむけられて断ることができなかった。

仕方ない、ちょっとだけ、ちょっとだけ顔を出して帰ろうと急いで更衣室に向かった。
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