後輩はレンタル彼氏

社用車が置かれている場所まで歩きながら。


津雲「俺、運転するんで」

奈帆「でも……」

津雲「気が動転してる奈帆さんに運転はさせられません。それに助手席で電話したり、奈帆さんにしかできないことはたくさんあります」

 こんな時なのに、奈帆さん呼びにドキドキし、強引についてきた上に運転をすると言う彼の頼もしい姿にドキッとする。

奈帆(ときめいている場合じゃないのに)


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