後輩はレンタル彼氏

その日の夜。
津雲、レンタル彼氏の事務所へ。

店長「おう。リョウ」

津雲「やめろよ。そっちで呼ぶな」

怪訝そうな顔。

店長「ははっ。ご機嫌斜めだな」

 店長は津雲を見つめて言う。

店長「案外、レンタル彼氏も捨てたもんじゃないだろ?」

津雲「……俺は今でも、いいだなんて思ってない」

 津雲は苦々しい顔をして吐き捨てるように言った。

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