友達イジメ
「へぇ、本当に準備してきたんだ?」


サチはコトネからお金を奪い取り、ニタリと笑う。


「どうして……こんなことを……」


ユウジに突っぱねられたことが相当ショックだったのだろう。


コトネは放心状態で涙を流している。


こんなところで泣かれたら、あたしたちが悪者になってしまう。


「話は外でしよう」


サチはそう言い、3人でコトネを囲むようにして歩き出したのだった。
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