友達イジメ
だけど、電話越しにそう説明するサチはとても幸せそうな声をして、自分たちのやったことは間違いじゃなかったのだと思う事ができた。


ついでに、次はスズの願いを叶える番だと伝えておいた。


スズはあたしたちにずっと強力してくれていたから、サチも協力する満々だ。


「やば、遅刻しちゃう」


どうにか髪の毛がまとまり、あたしはそう呟いて家を出たのだった。
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