友達イジメ
突然の反撃に油断していたスズの体は横倒しに倒れ込んだ。


あたしとサチは咄嗟に目配せをして、マキの体を床に押さえつけていた。


「ありがとう2人とも。ちょっと油断しちゃった」


そう言って照れ笑いを浮かべている。


スズはマキの体の上に馬乗りになり、もう1度ニッパーを握り直した。


スズの体の下で、マキは小刻みに震えている。


そんなマキの口の中にニッパーをねじ込んで歯を挟むと、一気に引き抜いたのだった。
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