友達イジメ
これは本当に死んでしまったのかもしれない。
あたしはスズへ視線を向けて「どうする?」と、聞いた。
ここから運び出す準備はできている。
しかし、この屋敷内にはマキの血痕やあたしたちの指紋が嫌というほど残っていた。
このままほっといて外へ出ることはできない。
「とにかく、校舎裏へ連れて行ってみようと思う」
「本気で言ってんの? 死体を移動するってことだよ?」
サチが冷や汗をぬぐいながらそう言った。
「死体になっても、イジメはイジメだった。だから、カオリさんがどうにかしてくれるかもしれない」
スズはほとんどそう願っているような口ぶりだった。
「とにかく、1度やってみよう。それでダメなら……スズ、あんたが全部の責任を背負いなよ」
「……わかった」
あたしの言葉に、スズは素直に頷いたのだった。
あたしはスズへ視線を向けて「どうする?」と、聞いた。
ここから運び出す準備はできている。
しかし、この屋敷内にはマキの血痕やあたしたちの指紋が嫌というほど残っていた。
このままほっといて外へ出ることはできない。
「とにかく、校舎裏へ連れて行ってみようと思う」
「本気で言ってんの? 死体を移動するってことだよ?」
サチが冷や汗をぬぐいながらそう言った。
「死体になっても、イジメはイジメだった。だから、カオリさんがどうにかしてくれるかもしれない」
スズはほとんどそう願っているような口ぶりだった。
「とにかく、1度やってみよう。それでダメなら……スズ、あんたが全部の責任を背負いなよ」
「……わかった」
あたしの言葉に、スズは素直に頷いたのだった。