友達イジメ
「ヨシキって幼女趣味なんだ? それで、我慢できなくて手を出しちゃったんだ?」


「そうだよ! 全部俺がやった!」


「そんなに大声出さないでよ。他の生徒にバレたらヨシキがヤバイんだよ?」


あたしはため息交じりにそう言い、スマホをスカートのポケットに戻した。


「その写真で俺をどうするつもりだよ」


ヨシキは感がいいらしい。


自分がこのままじゃ済まない事をちゃんと理解している。


「そうだなぁ。しばらくは、あたしたちのパシリになってもらおうかな? そのくらいなら、できるでしょ?」


あたしはヨシキを見下ろしてそう言ったのだった。
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