友達イジメ
「お前もしかして、昨日の佐原の書き込みをみて逆恨みしてんのか?」


「逆恨みなんてそんな……!」


「じゃあなんだよ? お前が盗作したのが悪いんだろ?」


その言葉に、クラス中がザワめいた。


中には盗作したなんて知らない子もいただろうに、これで全員にバレてしまった。


クラス中から注目を浴びているスズはうつむき、黙り込んでしまった。


「あたしは盗作なんてしてない……」


「でも、あれはスズが書いたものだよね? 他の人の作品を使ってた」


サチが言う。


「違う! あれは、そういうもので……」


必死に弁解しようとしているが、うまくいかない。


「そういうものってなに? 盗作するのが当たり前ってこと?」


サチが更に追い打ちをかける。


「そうじゃないけど……」


「じゃあなに? あたし、スズはすごいなって思って憧れてたのに」


「そんな……」


サチの言葉にスズは今にも泣きだしてしまいそうだ。
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