友達イジメ
それは必死の形相で、今にも笑い出してしまいそうになった。


「どうしたのスズ。そんなにゴミを散らかしちゃダメじゃん」


サチはそう言い、床に落ちたメモのカスをまとめてゴミ箱へ入れた。


「なにすんの!!」


途端にスズが叫び、サチに体当たりをして止めた。


サチは大げさに悲鳴を上げて倒れ込む。


「スズ、なにしてんの!?」


「最低」


「やっぱり盗作したんじゃん? だから焦ったんでしょ?」


ヒソヒソと、スズを中傷する声が聞こえて来る。


「違う! あたしは盗作なんてしてない!!」


スズはその場に座り込み、頭をかきむしる。
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