友達イジメ
その、直後。


どこかの教室の窓が割れる音が聞こえてきて、グラウンドから悲鳴があがった。


「落ちたね」


サチが小さな声で呟く。


「うん」


スズの死体は、もうあたしたちの目の前にはなかったのだった。
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