友達イジメ
最後の願い
サチへの拷問は多方面に渡った。


マキの時のように体中を傷つけ、切り刻み、男たちはサチを全裸にしてダンスをさせた。


あたしは時に男たちに命令し、自分自身もサチをイジメ、そしてその光景を傍観していた。


気が付くと時間は経過していて、放課後になっていた。


「もういいよ。ありがとう」


サチの手の小指をニッパーで切り落としていた男に、あたしはそう声をかけた。


「殺さなくていいのか?」


「大丈夫だよ。後はあたしが処理をするから、帰って」


あたしがそう言うと、男たちは怪訝そうな顔を浮かべながらも、割れた窓から外へと逃げて行った。


あたしはまだ意識の残っているサチを見下ろし、制服を投げつけた。


「早く服を着て。行くよ」

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