友達イジメ
☆☆☆

サチの体が目の前から消えてしばらくした時、消防車と救急車の音が聞こえて来た。


学校のすぐ近くで「火事だ! 建物の中に女の子がいる!」という大人たちの声が聞こえて来る。


「今度は火事かぁ」


あたしはそう呟き、火事の現場を確認することもなく、歩き出したのだった。
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