友達イジメ
しかも、トイレの水を飲んでいる姿なんてなお更だ。


あたしなら死にたくなるかもしれない。


「親の財布から盗めばいいじゃん」


そう言ったのはサチだった。


サチ自身、お小塚を貰えない分、そういう行為を繰り返してきていたようだ。


「そんなことできない!」


青い顔で左右に首をふるリカコ。


「ま、よく考えて行動しなよ?」


あたしはリカコへそう言い残して、トイレを出たのだった。
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