友達イジメ
「夢にカオリさんが出てきて、アキコの願いは叶った。これって偶然じゃなさそうだよね」


メモを取っていたスズがそう言った。


「そうだよね?」


あたしは頷いてそう答える。


ユウジとは途中までいい雰囲気だったけれど、リカコのせいでその関係が壊れてしまったところだった。


それなのに、突然の告白。


あまりの展開に自分自身でもついていけれていなかった。


「なぁ、お前ら」


突然そんな声が聞こえてきて振り向くと、C組のヨシキが立っていた。


「なんでヨシキがここにいるの? C組でしょ?」


眉間にシワを寄せてそう聞く。


リカコはヨシキに相談をしたせいで、あたしとユウジの関係は壊れたのだ。


ヨシキ自身にもいい印象はなかった。
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