友達イジメ
《ユウジ:……わかった。緊張するけど、頑張る》


そのどれもに沢山の絵文字が使われていて、いかにもカップルのメッセージという感じだ。


読み直しているだけで胸の奥がキュンとする。


ユウジとの約束時間は午前10時で、ショッピングをしてから映画を観る予定になっていた。


歩きやすくて、女の子らしい服装じゃないと。


そう考え、あたしは再びクローゼットの前に立ったのだった。
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