Love Eater Ⅲ
「とにかく…、どっかおかしいとこねえか?痛いとことか」
「………心なしか、」
「はっ!?調子悪いのか!?」
「…額が痛い」
「あ、それは俺が殴ったからだから心配すんな」
「……殴った?…ソルトが?」
「おうっ。こう、ペチンッと」
「はいぃぃぃっ!?殴ったっ!?えっ?なに?意識の無い無抵抗なこんな美少女を殴ったっていうの!?」
「うっせ…いきなり喚くな!いつまでもグースカ寝てるのを起こしてやっただけだろうが!」
「起こし方ぁぁぁ!!雑っ!!夢も浪漫もないっ!!」
「あっ?人命救助に夢も浪漫もあるかっつーの」
「乙女にかかった呪いをとくのは真実の愛のキッスがセオリーでしょ!?てっぱんでしょっ!?」
「なぁにが乙女だ隙あらば盗撮盗聴パンツ泥棒に明け暮れてる変態魔女が。乙女を語るんならブラジャーの一つでもつけてみろっての」
「可愛い恋人の可愛い愛情表現じゃないか!それに満更でもなく僕のオッパイチラ見してるくせにぃっ!!」
「どっこが可愛い愛情表現だボケェっ!!お前のせいでこの数ヶ月パンツに課金しまくりなんだっつーの!!あとそんなでかい胸でノーブラとかきたら当たり前に見るわっ!」
「もう本当台無しっ!ソルトのバカっ!ヘタレっ!」
「っ…キス如きでキャンキャンぎゃんぎゃんとぉぉぉ…。いい加減黙っとけっ、」
「ふっ…んんっ_?!」
さっきまでのほの甘なムードなんて何処へやら。