ボクは天使に恋をした。

・・・あれ?


「って、おまえが今教えてくれた・・ってコトは・・
俺は、山に行かなければ死なない?」


そういうと、天使は「はっ!」と口を押さえて横に目を流す。


「そそ、そんなコトないのですよ!
死の運命は誰にもかえられないのです!!」



嘘だ。

俺が山にさえ、上らなければ・・・

俺は死なない。


―天使の怪しげな行動に確信を獲た。


「と、とにかく、リルはそらが天国へ行けるようにお迎えに来たのです!」


にこーっと愛くるしい笑顔で笑う。


一瞬、ドキッとした。


そいえば、こいつは天使なんだな・・
物語の天使とかは、ほんとうに可愛くて・・・


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