私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
「もしも〜し、コナミだけど、」
『あんた何やってんの!お父さんもう帰って来て怒ってるよ?』
げっマジ!?
うちのお父さんは、食品会社のちょっとしたお偉いさんで、帰りの時間はその日によって違うんだけど、
今日は早かったんだ・・・。
お母さんの携帯にかけて正解だったみたい。
「コナミ今日ユミん家、泊まる事になったんだ。お父さんに言っといて?」
今から帰ったら確実に怒られる。
だったら始めから友達の家に泊まるつもりだったって言ってた方が、罪は軽くなるんだけど・・・
隣には、バカみたいな顔をしたアツ。
何か言おうとした瞬間、手で口を押さえてそれを阻止。
『ユミちゃん家?お味噌汁作ったって言ってたけど、ユミちゃん家、今日誰もいないの?』
なんか上手い具合に勘違いしてくれてるみたい。
ラッキー!!
「そうなの!1人じゃ心配でしょ?明日休みだから、泊まって帰るね!」
『女の子2人なんだから、ちゃんと戸締まりしなさいよ?夜遊びなんて、しちゃダメだからね?』
「了〜解!!じゃあ、お父さんに言っといてね!」
思いがけずに決まったお泊まり。
もちろん、ユミん家じゃなく、アツのお家ね?
「っていう事で、一晩お世話になりますっ!」
「はぁ?なんだよソレ?ていう事でって、どういう事だよ??」
アタフタするアツ。
「嬉しい?嬉しいでしょ?嬉しいくせに〜!」
私ってホントばか??
彼氏の家に泊まるって事は・・・
何にも考えてなかった!!
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