私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
さて、いよいよだよね・・・。
「アツ、奥の方がいい?」
「はっ?」
初めて動揺を見せたアツ。
もうここはサラッと行こうよ?
「私、奥行っていい?」
「・・・一緒に寝んの?」
やっぱ、意識しない方がおかしいよね・・・?
私なんて、有り得ないくらい緊張してるし。
「・・・寝ないの?先、寝るよ?」
早く寝ちゃおうよ?
緊張の空気に耐えきれなくて、私は勝手にベッドに潜り込んだ。
布団を鼻まで被って、壁の方を向いて、目をギュッと閉じる。
しばらくして、アツが隣に寝転ぶのが分かった。
ドキドキドキドキ・・・
緊張はピークで、指の動かし方も分かんない。
「なぁ・・・寝た?」
「うん。・・・えっ?ううん。」
うわ〜バレるっ!!
ヤバイよ〜っ!!
「ん。・・・頭、上げて?」
「えっ?」
私の方へ伸ばされたアツの腕。
これって腕まくら??
頭を上げた瞬間、くるっと向きを変えられて、向かい合わせに。
思った以上に近いアツの顔。
どどどどどどうしょう!!
いいって思うよ?
アツならいいって思うよ?
でも、こんなに緊張してちゃ、出来ないよ・・・。
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