私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
天国から地獄
アツとムフフな関係になって、一夜明けた土曜の昼下がり。
昼からバイトのアツに、近くまで送ってもらって向かったのはユミの家。
「ペラペラ余計な事喋んなよ。」
元々遊ぶ約束をしてたからってだけで、決して“いたした事”を報告しに行くわけじゃない。
でも、ユミには隠し事なんて出来ないんだよ?
会って速攻、
「昨日、倉橋ん家泊まったの??」
って・・・
まぁ制服のまま行ったら、帰ってないのはバレバレだよね。
信じらんないっ!を連発して、私以上に興奮するユミ。
気持ちは分からなくはない。
一番信じられないのは、私だもん。
「で、どうだった?」
どうって聞かれても、
「あんまよく分かんない。いっぱいいっぱいだったから。」
クッションに顔を埋めて、両足をバタつかせて、キャーって奇声を上げるのも、
私じゃなく、ユミ。
私がこんな話をする様になるなんて、1ヶ月前まで想像も出来なかった。
しかも、相手がアツだなんて。
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