私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
噂
学校が近づくに連れて集まる視線。
ヒソヒソ話す声・・・。
倉橋は私を後ろに乗せたまま校門をくぐる。
「ちょっ・・・コナン!?」
声の聞こえた方に目をやると、驚いた顔をしたユミの姿。
私はすがる様な目でユミに助けを求めた。
でも何を勘違いしたのか、満面の笑みで親指を立てている。
違うって!!
「ねぇ倉橋、もうここで降ろしてよ!」
「はぁ?何?」
聞こえているくせに聞き返す。
わき腹を思いっきり抓ってやった。
「いってぇーっ!」
バランスを崩して止まった自転車。
私は勢いよく飛び降りると、そのまま教室までダッシュした。
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