私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
「寒くない?ご飯食べたら、薬飲んで、熱計ってね?あっ後着替えもしないとね。」
ベッドの脇に腰をかけると、甘える様に手を握るアツ。
「今日、アイツ何か言って来た?」
ドキッとしてしまう質問。
でも私の口からとっさに出た言葉は、
「大丈夫だよ。会ってないから・・・」
嘘ついちゃった・・・
絶対にバレてしまう様な嘘。
フツフツと湧き上がる罪悪感。
でも、今日は何にも考えないでゆっくり休んでほしい。
余計な心配をかけたくない。
ごめんね・・・。
「・・・腹減った。」
「ちょっと待っててね!」
お粥をアツの口に運ぶと、可愛く口を開ける。
「おいしい?」
「・・・ん。あーん」
かわいいなぁ。
いっつもこんなだったらいいのに。
なんて・・・早く元気になってもらわなきゃ困る。
私ひとりじゃ、佐山くんの対処出来ないよ。
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