私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



しばらくの沈黙の後、お母さんがすごい勢いで喋り出した。


「篤貴あなた何考えてるの!お正月帰らないって電話あったきりで、こっちからかけても繋がらないし。心配するでしょ!ひとり暮らしをいい事に女の子連れ込むなんて!いい加減にしなさいっ!!」


あまりの迫力に、私は完全に固まった。


「女の子じゃねーし。」



「えっ!?」



アツの言葉にしっかり反応してしまう私。



こんな時に、私が男だとでも言うつもり??




「コイツ、俺の彼女。別に彼女を部屋に呼ぶ事くらい普通の事だろ?ちゃんと付き合ってるし、隠してるつもりもねーし。」



ぶっきらぼうだけど、ちゃんと“彼女”だって紹介してくれて嬉しかった。



アツに向けていた視線が、今度は私に向けられた。



「よくこの部屋に遊びに来るの?」


「はいっ!」



愛想よく答えたつもりが、お母さんの顔がどんどん引きつっていく。



何?失敗した?




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