私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
しばらく歩いた所に広がる広場。
たくさん人はいるけど、ここなら座って見れそうだ。
少し余裕のあるスペースを見つけて私達4人は腰を下ろした。
「見事にカップルばっかだね〜」
優奈さんの言葉に周りを見渡すと、ホントにその通りだった。
こんな時間だから、親子連れもいない。
寒さに負けずに、いちゃつくカップル。
「ねぇ颯太お腹すいちゃった。カウントダウンまでまだ1時以上あるからなんか買って来て?コナンちゃんとここで待ってるから。」
優奈さんの言葉に矢島くんは顔をしかめた。
「こんな時間に女二人置いていけるわけないだろ?場所はコナン達に任せてお前も行くぞ。」
「大丈夫だよ〜こんなにいっぱい人がいるし、カップルばっかなんだから〜颯太、お願いっ!」
優奈さんの可愛いお願いに矢島くんはしぶしぶ腰を上げた。
「コナミ、携帯出しとけよ?声かけられても反応すんな?」
心配性な彼氏達に笑顔でピースサインを送る。
「ねぇ〜あの二人、並んで歩いてると、ヤバいねっ!!」
二人の背中を見ながら、優奈さんが興奮気味にそう言った。
「確かにカッコいいオーラ振りまきまくっちゃってますね〜」
うっとりしながら自分達の彼氏に見とれてしまう。
私も相当だと思うけど、優奈さんも相当、矢島くんにメロメロなんだ?
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