私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
すっかり打ち解けた私達は、お決まりの様に彼氏の自慢話で盛り上がった。
「悔しいな〜っ!颯太のよさ、分かって欲しいけど、分かって欲しくないっ!!でも颯太みたいに優しい人いないよ!?」
「アツだって優しいですよ?男の子は多少ひねくれちゃってる方がかわいいんですよ!」
お互い譲らない。
自分の彼氏が1番だと思ってる。
「じゃあ、コナンちゃんとは、いい友達になれそうだね!颯太は眼中なしだから?」
ニコッと笑った優奈さんの笑顔は、本当にキラキラ輝いていた。
その笑顔をカメラでパシャリ。
矢島くんにあげなくちゃ。
「あ〜帰ってきた!そーたーっ!!」
スキップする様に矢島くんに向かって一直線に走って行く姿は、さっきとは違って無邪気な子供の様。
本当に可愛い人。
「おら、食いしん坊。腹へっただろ?」
ドカッと私の隣に座るとアツはコッソリ耳打ちした。
「矢島さんって、優奈さんに惚れまくってんな?」
あ〜男の子達もそんな話してたんだ?
「ねぇアツは?アツは私の事、どんな風に話したの?」
「俺は何も言ってねぇよ。」
な〜んだ、つまんないの。
たこ焼き、肉まん、フランンクフルト。
焼きそば、唐揚げ、ハンバーガー。
売店にあるもの全部買って来たんじゃないの?ってくらい大量の食べ物を見て、私も優奈さんも思わず笑っちゃった。
4人で分け合いながら、一緒に食べた。
少し冷めちゃってたけど、すごく美味しかった。
.