私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
「どうしたんだよ?コナミ、こっち向いて?・・・ん?どうした?」
泣きじゃくる私の顔を両手で挟んで、心配そうに目を覗き込む。
ブンブンと頭を横に振って下を向くと、また抱きしめて頭を撫でてくれた。
「何かあった?俺に言えない?」
分かんない。
分かんないよ。
どうしたらいいの?
「・・・帰りたい。」
アツはそれ以上は何も聞いてこなかった。
何度も“大丈夫か?”って振り向きながら、自転車で家まで送ってくれた。
その日の夜、
明日のデートはナシにして欲しいとメールを送った。
アツから電話やメールがたくさんあったけど、
大丈夫だから。ごめんね。
そう返信して、電源を落とした。
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