私は彼氏がキライです!?〜ｸﾗｽﾒｲﾄとLOVEﾊﾞﾄﾙ〜

「･･･マジで言ってんの？」



真剣な顔をして、私を見るアツの目を、もうまっすぐ見つめ返す事も出来ない。


ただ、下を向いて頷いた。



アツが強く握る手から、何かが伝わってきそうだけど、


それが何かは、どうしても分かんないんだ。




「･･･無理。嫌だよ。なぁ･･･頼むからさ、俺の事信じて？頼むから、別れるなんて言うなよ。俺･･･お前いないと･･･好きなんだよ。お前の事、好きなんだよっ！」



ちゃんと伝わるのに。



アツの好きがちゃんと私の心に届いてるのに。



何で、こんなに悲しいの？



「アツ･･･」



「嫌だよ！別れたくねぇーよっ！嫌だよっ！」




しがみつく様に私を抱きしめて、


私の肩に顔をうずめて、




アツが･･･泣いてる。



心が張り裂けそうに痛いよ。



何で、お互いこんなに好きなのに、別れなくちゃいけないの？



何でこんな悲しい別れしか、私は選べないの？





「もう、お終いだよ。今日で、お別れだよ。」




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