私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
放課後、ゆっくり話したいから、ユミのお家にお邪魔する事になった。
途中のケーキ屋さんで、ユミが気前よく私の大好きなモンブランを買ってくれた。
「さっそくで悪いんだけどさ、超ー気になるから、そろそろ聞いていい?」
紅茶を持って部屋に入って来たユミが、テーブルにケーキを並べながら、チラリと私の顔を見た。
ユミは、学校ではいつも通り、何でもない様な会話をしてくれた。
逆に不自然なくらい、アツの話はしなかった。
「あのね・・・」
どこから話していいのか分からなくて、
話しながら、いっぱい泣いちゃって、
何を話しているのか、自分でも分かんない様な私の話を、
ユミは黙って最後まで聞いてくれた。
「だいたい分かった。何なんだろうね?倉橋が隠してる事って。でもさ、浮気とかじゃないと思うよ?コナンが不安になる気持ちは分かるけどさ、何も別れなくても?」
感情が先走っちゃって、冷静じゃなかったのは確か。
でも、今でもやっぱり思うんだ。
アツを信じられないまま付き合い続けるのは無理だって。
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