私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
流れる時間
心の中に出来た傷は、目には見えなくて、どうすれば痛みがなくなるのかなんて、きっと誰も知らない。
確実に時間は流れていくのに、気持ちだけは変わらない。
いつになればアツを忘れられる?
まだこんなに好きなのに。
平気なフリをするのがだんだんと上手くなった。
明るく笑って、冗談を言って、楽しいって言葉を連発して、
私はもう平気!
すっかり立ち直ったよ!
終わった恋をいつまでも引きずる訳ないじゃんっ!
みんなにそう思ってもらいたかったし、
自分にも言い聞かせてた。
そうする事で、前に進んでいる様な気でいたんだ。
でも実際は、心の傷は深くなるばかりだった。
誤魔化せば誤魔化す程に、
ひとりになった時の反動は大きかった。
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