私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



春休みが半分程過ぎた日曜日。



私は矢島くんと優奈さんのお家にお呼ばれした。



電車に乗って30分。


学生さんや、ひとり暮らしの若い人に人気のオシャレな街。


同棲ホヤホヤの二人がどんな生活を送っているのか、少しわくわくする。




駅に着くと、爽やかに手を上げる矢島くんが迎えに来てくれていた。



「こんにちは!」



「久々!元気だった?」



歩いて5分位の場所に、二人の愛の巣はあった。




―ピンポンピンポーン



悪戯っぽい笑顔でインターフォンを連打する矢島くん。



「うるさいなぁ!鍵持って出たんでしょ?」



若奥様!!



その言葉がピッタリの可愛いエプロン姿でドアを開けた優奈さんに、私までドキドキしちゃった。



「コナンちゃん、いらっしゃーい!」



「お邪魔しま〜す!」




通されたリビングに入ると、何だか甘〜い空気が漂っている。



多分、優奈さんが選んだであろう花柄の可愛いカーテンや、ハート型のフワフワクッション。



部屋全体は木の素材の家具と、落ち着いた色のファブリックで統一されていて、居心地の良さそうなオシャレなお家。



ふ〜ん、ここで毎日ラブラブなんだぁ〜。





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