私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



「好きにすれば?」


ある意味、賭けだった。



まさかホントにそんな事しねーだろって。



俺の昔の事は、前にコナミに話した事はあるけど、もう聞かせたくなかった。


でも、だからってこの女の挑発に乗って、コナミに隠れて会うくらいなら、今日帰って、俺の口から話した方がいい。



とにかく、すぐにコナミの所に帰んねーと。



振り向かずに歩いてんのに、女はずっと着いて来る。



マジ、うぜー。



「言えばいいっつってんだろ?着いて来んな!」



睨みつけてるにも関わらず、女の口元が不敵な笑みを作った。



そして次の言葉で、俺はこの女から逃げられなくなったんだ。




「私、アンタの子供、堕ろしたんだよ?」




.
< 383 / 488 >

この作品をシェア

pagetop