私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
「好きにすれば?」
ある意味、賭けだった。
まさかホントにそんな事しねーだろって。
俺の昔の事は、前にコナミに話した事はあるけど、もう聞かせたくなかった。
でも、だからってこの女の挑発に乗って、コナミに隠れて会うくらいなら、今日帰って、俺の口から話した方がいい。
とにかく、すぐにコナミの所に帰んねーと。
振り向かずに歩いてんのに、女はずっと着いて来る。
マジ、うぜー。
「言えばいいっつってんだろ?着いて来んな!」
睨みつけてるにも関わらず、女の口元が不敵な笑みを作った。
そして次の言葉で、俺はこの女から逃げられなくなったんだ。
「私、アンタの子供、堕ろしたんだよ?」
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