私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



学校に行くつもりだったコナミは、最初俺の行動に戸惑っていたけど、強引に家の中に入れると、おとなしく部屋に入って行った。



テーブルの前に座るコナミの背中がすごく遠く感じて、


俺は怖くなってコナミを後ろから抱きしめた。




「お前、どうしたの?何で電話出てくんねーの?何で・・・俺の事避けんの?」



「・・・ごめん。」




謝んなよ・・・。



抱きしめた腕に力を込めると、コナミはまた泣き出した。




「頼むから、ちゃんと話して?」



「・・・・・・。」



泣き続けるだけで、何にも答えてくれないコナミに、



俺の不安はどんどん深くなっていく。



「コナミ・・・俺の事、嫌いになった?」



「違うよっ!好きだよ!・・・好きだよ・・・」




そう言って、俺を正面から抱きしめてくれた。



いつもなら当たり前の事が、


まだ好きだと言ってくれた事が、嬉しくてたまらなかった。


でも、コナミがこんな風になった原因が、俺は未だに分かんねーんだ。




「コナミ・・・何で?何で、話してくんねぇの?俺、お前がいなくなりそうで怖いよ・・・。」




たまらなく怖いんだよ。



いつもみたいに笑ってくれよ?




「ごめん。ごめんね。」



泣きながら俺に謝るコナミ。



何で謝ってんだよ?



謝らないといけねー様な事、したのかよ?





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