私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



何かを言おうとする度に、コナミはひどく泣いた。



自分にとって、1番大切な子が、こんな風に泣く姿は、見ているだけでも、心が痛かった。





そして、やっとコナミが言った言葉。




「アツ・・・浮気してるの?」




ドクンと心臓が音を立てた。



・・・浮気?



俺が?





「するわけねぇだろ。お前いんのに、浮気なんかするかよ。」




最近の俺の行動に、コイツは何かを感じていたんだ。




やっぱりコイツを泣かせているのは、俺だったんだ。



俺は、本当にお前以外の女なんて考えられねぇんだ。



浮気って、どっからが浮気なんだ?


手を繋いだら?


キスをしたら?


セックスをしたら?


どれも、してねーよ。




でも、



二人で会う。



コナミに言えない様な事をしてる。



これは・・・浮気になんのかな?



まっすぐ俺を見つめるコナミの目からは、未だ涙が溢れ出て、悲しそうに歪んでいる。




「アツ・・・嘘ついてない?私に何か隠してる事、あるよね?」



ごめん。



・・・ごめん。




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