私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
モデルルームの様な、生活感を一切感じられない綺麗な部屋。
「何か飲む?」
「いや、いい。」
リビングのソファに座ると、翔子は俺の隣に腰を下ろした。
「篤貴から連絡くれるなんて、嬉しい。」
絡みつく腕を解いて、俺は翔子に頭を下げた。
「頼む。もう終わりにしてくれ。」
そして、ズボンのポケットから封筒を出した。
「30万入ってる。足りないなら言ってくれ。」
翔子は、クスリと笑ってこう言った。
「この家見て分かるよね?私、お金には困ってないの。」
たまらなく、逃げ出したい衝動にかられた。
コイツから、逃げたい。
コナミの所に、帰りたい。
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