私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
話している間、ユミはずっと手を握ってくれていた。
心地よい温もりと、優しい目が私を素直にさせてくれたんだ。
「コナンはどうしたいの?」
諦めようとしてもダメだった。
行き場のない気持ちを抱えて、どんどん自分が嫌いになった。
答えを探しても見つからなくて、自分が何を望んでいるのか、アツにとって何が1番いいのか・・・
それすらも分からない。
「ここには私しかいないからさ、コナンの本音言ってみなよ?」
私の本音?
そんなの口に出したら、もう我慢出来なくなっちゃうじゃん・・・
もう抑えられないじゃん・・・
「コナン・・・」
「私・・・アツが好き。アツの所に帰りたい。アツといたい。もう・・・嫌だよ・・・分かってるよ?自分からアツの事手放したの分かってる。勝手だって分かってるよ。でも好きなの!自分のした事、棚に上げてでも、図々しくてもそれでもアツのそばにいたいって思っちゃうだもんっ!!」
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