私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



言い訳ばかりして、必死で抜け道を探してた。



でも見つからなかったのは、私が自分自身に嘘をついていたから・・・



ユミの言う通りだ。


私は、アツから直接

『お前なんてもういらない。』


そう言われるのが怖かっただけ。



結局、アツから逃げてたんだ。



後悔・・・たくさんしたはずなのに、また同じ事をしてた。



「本当に好きなら伝えるべきだよ。もしさ、倉橋がまだコナンの事好きだったとしたら、あんた1番間違った行動取ってるよ?」



間違ってる?


ユミの言葉の意味は理解出来ないけど、当たってる様な気がする。



私はずっと巨大な迷路に放り込まれた気分だった。



どの道を行けばいいのか、今自分がどこにいるのかさえ分からないまま、ただ闇雲に歩いていた。



ゴールが見えなくて・・・どこに行っても行き止まりばっかで、心の中ではずっとアツの名前を叫んでた。




.
< 433 / 488 >

この作品をシェア

pagetop