私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
部屋の暖房が暖まった頃、アツが私に手を伸ばした。
「こっち来て?抱きしめたい。」
真剣な目に、ドキンと体が固くなる。
アツの手を掴んで、アツの隣に移動すると、すぐにギュッと抱きしめられた。
「信じらんねー。本当にコナミ?」
「ふふ。不思議だよね?私もまだ信じられない。」
私もアツの背中に手を回す。
「お前、痩せた?こんな小さかったっけ?」
アツと別れてすぐに4キロ落ちた体重は、今も戻っていない。
食べる事が大好きだったのに、何を食べてもあまり美味しいと感じなくなって、そのうちに食べる事に興味がなくなった。
アツとの事で痩せてしまったんだって思われたくなくて、私はふざけて笑ってみせた。
「痩せたと思う?おっぱいは成長したんだよ?1カップ大きくなったんだから!」
・・・バカだ。
今、おっぱいなんて単語言ったら、より気まずいじゃん・・・。
一瞬固まったアツの視線が私の胸に移動する。
「ふーん。じゃあ確かめてみよっかな?」
ニヤリと笑って、私の胸の前に手を近づける。
その手を掴んで、阻止。
「スケベ!!エッチ!!」
二カーっと可愛い笑顔で笑うと、何も言わずにチュッって突然キスをする。
そのまま抱きしめて、耳元で囁く甘い声。
「お前に触ると興奮する。」
言うまでもなく私の体は一気に熱くなる。
「・・・エッチ」
アツの手を取って、その手を自分の胸に当てた。
驚いて固くなるアツの手。
「どう?成長してる?」
「・・・うん。」
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