私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
それが合図だったかのように、私達は夢中でキスをする。
唇を重ねるだけでは足りなくて、より深く、息をする事すら忘れてしまいそうなほど、ただお互いの存在を確かめたかった。
「あんま俺を誘惑すんなよ・・・」
もっと触れたい・・・もっと触れて欲しいのに、アツはそれ以上してこない。
ねぇ何で?
全然足りないよ。
欲求不満なのかな?
自分からなんて、恥ずかしくて言えないよ…。
「・・・アツ・・・ねぇ」
「ん?」
もどかしくて、キスの合間に名前を呼ぶ。
体が熱くて、頭がポーっとして、力が抜ける。
「・・・アツ・・・もうダメ・・・息が出来ない・・・」
唇が離れると、二人の息はすっかり上がっていた。
なんだかおかしくて、ちょっぴり恥ずかしくて、二人で顔を見合わせて笑っちゃった。
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