私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
そんな私とは反対に、アツは嬉しそうな顔をして、私を抱きしめ、首もとに顔を埋める。
「良かった。別れてる間の事なんて、俺にどーこーいう権利ないけど、やっぱ嫌だ。お前は俺のだからな。絶対誰にもやらない。もう二度と・・・離してやらないっ・・・」
首にかかる熱い息に、全身がゾクリとする。
幸せなはずの時間に、突然訪れる不安な気持ちは、私達が離れていた時間をどうしても忘れる事なんて出来ないから・・・
まだ信じらんない気持ちが強いから。
痛いくらいに抱きしめるアツの腕が、不安がってる。
「ねぇアツ、顔見せて?」
私より先に泣き出しちゃうなんて、
・・・かわいい。
アツの涙を指でなぞる。
「大好き。もう離れないから。」
鼻をすすりながら、照れたように笑うアツが、私の顔に触れる。
そして・・・
「コナミ・・・愛してる。世界で一番お前の事、愛してるから。」
“愛してる”
心の中で何度も言った事のある言葉。
口に出して伝えた事のない言葉。
初めて言われた“愛してる”
嬉しくて、幸せで、涙が溢れる。
「私も愛してる。・・・アツ・・・っ愛してるっ・・・愛してるよぉ・・・」
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