私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
眠ることすらもったいなくて、何度もキスを交わして、体を重ねる。
汗ばんだ二人の体がくっついて、甘い空間を作り出す。
カーテンの隙間から、微かに光が差し込み始めた頃、ようやく冷静になって二人で笑った。
「アツ、すっごい元気だね・・・」
「まだまだ足んねーくらいだよ。1年間、たまりまくってたからな。」
ニヤリと笑うアツに、私は降参。
「もう十分です・・・。」
私はもう大丈夫。
この先、何が起きてもアツを信じて愛していける。
例え離れていても・・・
「北海道に行っても、絶対別れないからね。遠距離でもなんでも絶対負けないから。」
矢島くんや優奈さんにだって出来たんだから、私だって出来るよね?
頑張れるもん。
「北海道?えっ何お前、北海道行くのかよ?」
「へっ?」
行くのは私じゃなくて、アツでしょ?
「無理。行かせない。つーか何でわざわざ北海道なんだよ?お前、就職だろ?」
「いや、私は行かないよ。行くのはアツでしょ?アツが連れて行ってくれるなら、着いていくけど・・・」
かみ合わない会話に、顔を見合わせて不思議な顔。
どういう事?
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