私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



どうしても一緒にお風呂に入りたいと、駄々をこねるアツを説得して、私はひとりでシャワーを浴びる。



昨日はあんなに燃え上がっちゃったけど、さすがにお風呂は恥ずかしい。



ふと目に入った鏡に映る自分の姿に目がまん丸くなる。


「アツ・・・やりすぎだから・・・」


私の体中に付けられた無数の赤い跡。


そっと触れたその跡ですら愛しく感じる。



本当にまた、アツの彼女になれたんだ。


またアツのそばにいられるんだ。




シャワーから出ると、少し拗ねたアツがテレビを見ている。


「アツもシャワー浴びておいで?」



「本当にひとりで入りやがった。」



「アツ〜、卵焼き作ってあげるから許して?」



その瞬間、アツの顔がパァ〜っと明るくなる。



「卵焼き?よしっ入って来る!」



かわいいな〜。



この素直さは、今後いつまで続くかな?なんて、心の中で思った事はアツには内緒。




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